大会長挨拶 GREETING

第33回日本CT検診学会学術集会

大会長 近藤 哲郎

神奈川県立がんセンター呼吸器内科

このたび第33回日本CT検診学会学術集会を2026年2月13日(金)から14日(土)の会期で、はまぎんホール ヴィアマーレにて開催させて頂くこととなりました。
私とCT検診学会との関わりは1998年の神奈川県立がんセンターレジデントの時代に遡ります。当時呼吸器内科部長であった野田 和正 先生のもと、主に山田 耕三 先生の指導を受けながら肺がん画像診断に関して研鑽を積んでいた時、本学会で学会発表をさせて頂いたのが始まりでした。当初、神奈川県立がんセンターではCT検診に携わることはなかったのですが、その後2000年に栃木県立がんセンターへ異動となってから宇都宮市のモデル検診事業としてCT検診の読影業務に携わることとなり、当時呼吸器内科部長であった森 清志 先生の指導のもと、進行期肺がん患者さんの診断・治療を担当しながら、週に30件程度のCT検診画像読影に携わらせて頂きました。この際に画像読影だけでなく、検診担当の保健師の方との交流を通じて精度管理の重要性に関しての知見を得ることができたのは貴重な経験でした。
さて、今回の学術集会のテーマとして「革故鼎新:現在を超えたCT検診の革新 -Breaking Through the Present-」を掲げています。CT検診に携わる我々としては過去の実績を礎に、さらなるCT検診の進歩・普及を含めた新たな領域への挑戦を目指していきたいと考え、このテーマとさせていただきました。
元々、本学会は1994年2月世界に先駆けてCT撮影機器を用いた検診に関する研究を目的として発足した礎をもとにしており、本邦だけにとどまらず国際的にもエビデンスを発信していけるような本学会の未来像を想像しながら国際都市・横浜の地で皆様とお会いできることを楽しみにしています。

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